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OKS 3.4.0 Release Note
OKS 3.4 の主要な変更点は、Ontopolyについてのいろいろな改善です。特に、ロック機能の改善、及び、Webアプリケーションの間でトピックマップを共有する新方式です。
また、Ontopoly ランタイムと呼ぶ新しい配布も追加されました。それは、基本的には、OKS Samplers に RDBMS Backend を付加し、認証に対応したものです。このことは、新しい配布は、自分達のアプリケーションを開発することなくトピックマップを作成するために、Ontopolyを使用したいお客様にご利用いただけることを意味しています。価格もそれを反映したものになっています。詳しくは、OKS の価格表をご覧下さい。
1. Ontopoly
以下の改善をしました。
- Ontopoly スキーマ を変更しました。新しいスキーマのバージョンは、1.2 です。そして、Ontopoly が既存のトピックマップのアップグレードを尋ねてきます。
- ユーザが、他の利用者によってロックされたトピックを、手動でアンロックできるようになりました。ユーザが安全にトピックをアンロックできるか否か判断しやすくするために、ユーザが、誰がいつトピックをロックしたか見ることができるようになりました。
- Ontopolyは、以前の版より遥かに多くのケースにおいて、現在編集中のトピックを自動的にアンロックするようになりました。トピックをアンロックするためにフォームをサブミットする必要がなくなり、通常のリンクに従うだけで、カレントトピックをアンロックします。
- Ontopolyは、利用者がデータのフォーマットを思い出しやすくするために、データの値用のフォーマットについてのヒントを表示するようになりました。
- インスタンスの編集ページに、カレントトピックと同一のコピーを作成するための "Copy" ボタンを追加しました。この機能は、多くの類似のトピックを作成するのに便利です。
- 新しい関連を作成するためにトピックを見つけるのに使用するサーチダイアログを、サーチモードまたはブラウズモードでオープンすべきかどうか指定できるようになりました。
- Web アプリケーションによって使用されるデフォルトロケールが、Web ブラウザによって与えられるフォールバックロケールの代わりに en になりました。
2. Omnigator
以下の改善をしました。
- 他のすべてのページから トピックマップ インデックス ページに戻るリンクがいつもでも存在するように、新しいトピックマップ インデックス プラグインを追加しました。
- Plug-ins プラグインが、plug-ins メニューを表示するようにしました。
3. Auto-classification
複合語のスコアを持つために、複合語 (Topic Maps のような複数の語からなる語) の認識を改善しました。
以下のバグを修正しました。
- Bug #2082: 特別な文字付きのノルウェー語のストップ・ワードが認識されない。
4. Navigator Framework
Navigator Framework を、アプリケーション間でトピックマップを共有するために、新しくてより単純な API を使用するように変更しました。詳細は、Navigator Framework Configuration Guide をご覧下さい。そのAPI自身も単純化しました。そして、多くのクラスを "INTERNAL" にしました。
以下のバグを修正しました。
- JAAS トピックマップモジュールが tolog 検索の一つで接頭辞宣言を失う場合があった。それが原因で、その検索が検索対象のトピックマップのベースアドレスに影響されるとき、ある状況において例外が発生していた。
- OC4J 上の共有トピックマップの JNDI lookup が壊れた。
5. Web Editor Framework
フォーム及びフォームコントロールが読み取り専用か否かをアプリケーションから制御可能にするため、多くのタグに readonly 属性を導入しました。
6. Topic Maps Engine
以下の改善をしました。
- 新しいクラス TopicMaps を、net.ontopia.topicmaps.entry パッケージに追加しました。このクラスは、単純で直接的な方法で、tm-sources.xml ファイルを通してトピックマップにアクセスするために使用することができます。詳細は、javadoc 及び Navigator Framework Configuration Guide をご覧下さい。
- XTMFragmentExporter クラスを "PUBLIC" にしました。
- XMLConfigSource クラス (及び、事実上 tm-sources-xml) が 文書要素として <repository> を使用するようにしました。これにより、トピックマップレポジトリの名前との整合性が増します。例として、このデリバリに含まれている tm-sources.xml をご覧下さい。以前の構文も有効です。
以下のバグを修正しました。
- Bug #2031: XTM を介してのエクスポート及び再インポートが具体化を壊す。
7. Vizigator
Vizlet がサーバからトピックマップフラグメントをロードする方法を変更することにより、Vizlet のパフォーマンスを大幅に改善しました。その結果、ネットワークのトラフィックが減り、Vizlet の応答が良くなりました。
以下のバグを修正しました。
- 最初の実行では失敗するが次の実行では動くというテストスイートのバグがありました。このバグは、最初はあるディレクトリが作成されないために発生しました。
- Bug #2081: 名前に特殊文字を含むトピックに対する トピックページへ 操作が効かない。
- Bug #2073: ノードの折りたたみ 操作の後、ノードの展開 がされない。
8. Query Engine
source-locator 述語を item-identifier に名前変更しました。古い述語は引続き有効ですが、文書上には残っていません。
9. RDBMS Backend
以下の改善をしました。
- データベース・プロパティ・ファイルがファイルシステム上に見つからない場合、クラスローダからロードを試みます。クラスロードを通してのロードファイルは、はるかにポータブルで、ほとんどのアプリケーションに推奨します。実際面では、データベース・プロパティ・ファイルを CLASSPATH 上のディレクトリの一つにコピーし、それへの参照はファイル名でいいということを意味します。
- データベース・プロパティ・ファイルの中の 接続 URL である db.sqlserver.props 及び db.mysql.props を、最新の JDBC ドライバのリリースを反映するよう更新しました。
- まれで、たいていは使用されないプロパティをデフォルトのデータベース・プロパティ・ファイルから取り去りました。それらのプロパティは、代わりにデフォルト値を使用するためにファイルに含まれていないだけで、継続して利用できることに注意してください。
- RDBMS Backend Installation Guide は、Microsoft SQL Server 2005 において、Row Versioning 及び Snapshot Isloation 特性を有効にしなければならないことを記載しています。これら2つの特性は、マルチユーザアプリケーションにおける良いパフォーマンスのため極めて重要です。
- Microsoft SQL Server 2005 において、TM_OCCURRENCE.content, TM_BASE_NAME.content, TM_VARIANT_NAME.content 及び TM_TOPIC_MAP.comments 列 を、2000文字から4000文字に拡張しました。これが nvarchar 列で可能な最大の長さだからです。
10. DB2TM
以下の改善をしました。
- DB2TM は、JDBC データソースの中のデフォルトスキーマの使用に先立って、スキーマ名によって限定された関係を調べます。この改善は、明示的なデータベーススキーマのサポートを追加します。
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