このリリースは、主としてバグ修正と改善のためのものですが、いくつかの新機能が追加されています。重要なバグ修正を含んでいるため、この版にアップグレードされることをお薦めします。Java 1.6 のサポートを確認しました。主要な新機能は、新管理用 Web アプリケーションと、PostgreSQL および マイクロソフト SQL Server 本来の全文サポートです。
1. Query Engine
dynamic association 述語を最適化しました。テスト結果が、15%の性能向上を示しています。
Tologが、locale specific ソートをサポートしました。この機能は、規定値として無効になっています。しかし、net.ontopia.topicmaps.query.core.QueryProcessorIF.locale 特性の指定により有効にすることができます。特性ファイル (properties file) が、規定値として使用されます。しかし、システム特性としても指定することができます。その値は、例えば、no_NO_NO のように、3つの部分から構成されています。そこでは、言語、国および異形コードが、アンダースコア文字によって分けられています。順序は、java.text.Collator によって実装されています。
以下のバグを修正しました。
- Bug #1991: 入れ子になった groupBy 属性付き tolog:foreach が例外を引き起こした。
- Bug #1992: OR 分岐の中で使用されたとき、occurrence 述語に副作用があった。
- Bug #2001: dynamic association 述語 メソッドの中で投げられていた NullPointerException 。
- Bug #2003: RDBMS tolog で失敗していた topicmap 述語。
2. RDBMS backend
以下のバグを修正しました。
- Bug #2004: finalizer メソッドの中の潜在的なデッドロック。
3. Engine
適用可能な場合、DuplicateSuppressionUtils が、特性の先取りをするようにしました。この変更が、特に大きなトピックマップにおいて、著しい効率改善をもたらしました。
重複排除するときの専有メモリを減らしました。
shared cache が無効になっているとき、先取りをしないようにしました。
ContextUtils クラスに、getTopicMap(ServletRequest 要求) メソッドを追加しました。これにより、親の tolog:context タグから、現 topic map オブジェクトを取得することが容易になりました。
以下のバグを修正しました。
- Bug #1996: XTM インポート中に、主題指示子が失われることがあった。
4. DB2TM
タプルが変わったとき、topic maps オブジェクトの再利用を改善しました。これが、同期のときに、著しい効率改善をもたらしました。
意図したとおり動作しなかった 主要属性を規定値化しました。
新しい FAQ セクションを、ユーザーズガイドに追加しました。
以下のバグを修正しました。
- Bug #1989: 行が十分な列の値を持たない場合、DB2TM がクラッシュした。
- Bug #2000: 外部出現から内部出現(および、その逆)に変わったとき、occurrence オブジェクトの再利用に失敗した。
5. Navigator
Omnigator の中の manage プラグインを、新しいWebアプリケーションにリファクタしました。すべてのリソース管理は、このアプリケーションで行います。この新しいWebアプリケーションは、JDBC プロファイリング、トピックマップ統計、および、シェアドキャシュ統計を含むいくつかの新しい性質を取り込んでいます。
以下のバグを修正しました。
- Bug #1994: Omnigator が名前型を正しく表示しなかった。
6. Full-text
tsearch2 を用いて、PostgreSQL 本来の全文サポート機能を追加しました。この機能は、net.ontopia.infoset.fulltext.impl.rdbms.RDBMSSearcher.type 特性を postgresql に設定することにより有効にできます。
Microsoft SQL Server 本来の全文サポート機能を追加しました。この機能は、net.ontopia.infoset.fulltext.impl.rdbms.RDBMSSearcher.type 特性を sqlserver に設定することにより有効にできます。
7. Vizigator
隣接円の機能を追加しました。これはノードとその直近達に注意を向けるための視覚的効果をもたらします。
以下のバグを修正しました。
- Bug #1769: ローカリティの増加/減少が可視的なリンクに変化した。
- Bug #1771: ブラウザのウィンドウサイズに依存する Vizlet のグラフ配置。
- Bug #1984: 関連ノードが折りたためなかった。
8. Ontopoly
以下のバグを修正しました。
- Bug #1999: 出現型フィールドの高さと広さが変更できなかった。
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