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Knowledge Synergy Inc.

情報処理から知識処理への夢の架け橋として (Topic Maps)
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OKS 4.1.0 Release Note

このリリースは、トピックマップエディタ Ontopoly の大幅な改善を含んでいます。エディタの内部を広範囲に書き換え、モジュール化しました。既存の機能の大部分は残してあります。さらに、以下のような多くの新しい機能を追加しました。

  • このエディタが使用しているオントロジモデルは、Ontopoly自身で編集可能なように表わされています。Ontopoly スキーマを含めてトピックマップデータのすべての編集は、同じエディタ構成要素を通して行われます。その根本的理由は、エディタの拡張、及び、新しい状況の中で構成要素の再利用を容易にすることです。エディタの組込み可能性を改良することが、このリリースの重要な目標です。


  • フィールド (Fields) は、ファーストクラスの市民になり、それらについてもの言うことが可能になりました。フィールドは、オントロジモデルの中でトピックとして表わされます。これにより、フィールドについてもの言うことが可能になり、そして、それらに質問することがより容易になるので、モデルが非常に柔軟になります。


  • フィールドビューのサポートを追加しました。これにより、もし、特定のビューに関してトピックを編集するとき、そのビューの中のそのトピック型について宣言されたフィールドのみが表示されるように、フィールドに1つ以上のビューを割当てることが可能になりました。これは、名前フィールド、識別フィールド、出現フィールド、または、役割フィールドのトピックにおける"ビューの部分 (Part of views)" フィールドに指定することができます。


  • 利用者は、異なるビューにおけるフィールドの表現をカスタマイズすることができるようになりました。例えば、一つのビューでは読込み専用、他のビューでは編集可能にすることができます。あるビューでは、トピックへのリンクを辿ることを可能にし、他ではできなくする、などです。これは、名前フィールド、出現フィールド、または、役割フィールドトピックの "ビューモード (View mode)" フィールド上に指定できます。利用可能なオプションは、"組込み (Embedded)", "隠された (Hidden)", "辿れない (Not traversable)", 及び "読込み専用 (Read-only)" です。


  • 関連フィールドの中のトピックは、組込みモードにおいて編集可能になりました。これにより、編集中の関連と同じページ上で参照されているトピックが編集できるようになりました。ネストされた組込みトピックの数には、制約がありません。これは、フィールド及びビューごとに、構成することができます。この機能は、Ontopoly オントロジエディタにおいて拡張的に利用されてきています。境界を持つ灰色のボックスのすべては、実際には、組込みフィールドの値で、トピックマップの中のトピックです。


  • 特定のビューの中にフィールドを与えた場合、他のトピックへのリンクによって参照されているビューを指定することが可能です。これにより、エディタの中で、利用者がトピックからトピックへナビゲートするときに、ビューを変更することが可能になります。これは、役割フィールドトピック上の "値ビュー (Value view)" フィールドを通して指定されます。


  • トピック型フィールドエディタの中の再順序付けフィールドは、ドラッグ&ドラップによって行うことができるようになりました。


  • 二項関連フィードの値がソート可能になりました。利用者は、ドラッグ&ドロップで、フィールド値を再順序付けすることができるようになりました。役割フィールドトピック上の "ソート可能 (Sortable)" フィールドをチェックすることにより可能になります。


  • 関連フィールド上に、作成 (create) 及び 選択 (selection) ホリシーを指定できるようになりました。これにより、フィールドのためにどのようにトピックが選択されうるか、そして、同じく、それらがどのように作成され削除されうるか、制約することが可能になりました。これは、役割フィールドトピック上の "編集モード (Edit modes)" フィールドを通して行われます。オプションは、"存在する値のみ (Existing values only)", "新しい値のみ (New values only)", "編集なし (No edit)", "標準 (Normal)", "所有された値 (Owned values)" です。


  • フィールド上に新しいプレイヤトピックが作成されたとき、どうするか定義できるようになりました。これは、役割フィールドトピック上の "作成アクション (Create actions)" フィールドを通して行われます。オプションは、"ポップアップウィンドウの中で新しいトピックを編集 (Edit new topic in popup window)", "新しいトピックへ (Go to new topic)" 及び "一つもない (None)" です。


  • 任意のフィールドのための任意の文脈において、どんなトピック型を選ぶことができるか、また、どんなインスタンスを作成することができるか、全面的にカスタマイズすることが可能です。これは、役割フィールドトピック上の "プレイヤ問合せ (Players query)", "プレイヤサーチ問合せ (Players search query)" 及び "プレイヤ型問合せ (Players types query)" を通して行われます。


このリリースでの、その他の小さな変更は、以下のとおりです。

  • 異なる型のオブジェクトを含む tolog 変数による順序付けは、トピックのみの変数を順序付けるときと同様に、名前によって相対的にトピックを順序付けするようになりました。この場合以前は、オブジェクトid によって順序付けされていました。これは、たとえ利用者が順序付けされるべきと思っていても突然順序付けされていないトピックが現れたときの混乱を減らすために行われていました。


  • tolog 問合せトレーサが、適切にスレッドを安全に、そして、スレッドごとに、問合せトレーススタックを保持するようになりました。これは、マルチスレッドが、お互いに他の問合せトレースを妨害するのを避けます。


  • jgroups-all.jar が、JGroups 2.6.10.merge にアップグレードされました。